本を読むときに、テキストに蛍光ラインや赤線を引いてきました。

でも、引いただけで、そのまま放置されていました。

せっかく、そのときに何かを感じて引いた蛍光ライン・・・

そんな蛍光ラインたちをときどき、ここに書き写して行く事にしました。

8. 『イノベーションのジレンマ』p20 クレイトン・クリステンセン (翔泳社)



企業は、競争力の高い製品を開発し優位に立とうとするために、急速に上位市場へと移行する。多くの場合、高性能、高利益率の市場をめざして競争するうちに、当初の顧客の需要を満たしすぎたことに気づかない。そのため、低価格の分野に空白が生じ、破壊的技術を採用した競争相手が入り込む余地ができる。主流顧客がどのように製品を使うのかといった動向を注意深く見極める企業だけが、市場で競争の基盤が変化するポイントをとらえることができる。


最近の事例では、フィルムカメラを駆逐したデジタルカメラがあるでしょう。90年代にカシオから、デジカメQV-10が発売されたときにあまりのクオリティの低さにびっくりしたのを覚えている。しかし、今では、フィルムからデジカメ技術へほとんど移行してしまった。登場したときは稚拙で、主流の技術と比べるとお話にならないものでも、実は破壊的な技術だったりする。

投稿日:2012-09-22