本を読むときに、テキストに蛍光ラインや赤線を引いてきました。

でも、引いただけで、そのまま放置されていました。

せっかく、そのときに何かを感じて引いた蛍光ライン・・・

そんな蛍光ラインたちをときどき、ここに書き写して行く事にしました。

42. 『社長さん!銀行員の言うことをハイハイ聞いていたらあなたの会社は潰されますよ』p118 篠崎啓嗣 (すばる舎リンケージ)

落ちるところまで落ちたら・・・。その前にいろいろなステップがあるわけなんですが、銀行が債権をサービサーに売却すると、相手はサービサーになります。サービサーが登場したら・・・・ぜひともプラスに考えてほしいです。なぜかというと、例えば一億円の債権が無担保融資で残っていたとしましょう。銀行がサービサーに売却するのは、その8〜10%ぐらいの額なのです。ということは、1億円の残紙債務に対するサービサーの買い取り金額は800から、せいぜい高くとも1300万円くらいということです。サービサーが債権を買い取るとお客様に電話がきます。「債権者がうちにかわりました。うちは額面で1億円持っています。これからの返済について一度お話し合いを持ちましょう」というようなことを言ってきます。ここでビビる必要は一切ありません。「だいたい幾らで買い取っているか、わかっていますよ。1発でケリを付けたいので、1500万円でどうですか、それ以外だったら、銀行の返済もあるので、正直何年かかるかわかりません」と言い返してみてください。

いろんな過去の事例や、そういう目にあった人から、直接お話を聞くと、金融機関というものは、本当に非情らしい。まぁ、あちらも慈善事業でなくて、ビジネスなので、ドライに損得を勘定するのは当たり前といえば、当たり前だ。ただ、中には、詐欺まがいとまで行かなくても、かなりそれに近いようなこと、倫理的にかなり問題あるケースも見聞する。法律および商業慣行は、金融機関に有利にできている。特に中小零細企業に対して、金融機関が損失を被りにくい仕組みが出来上がっている。

我々のような、弱小な存在は、情報の非対称性を少しでも緩和し、いざというときにサバイバルするために、知的武装を日頃から、心がけて行かなければならないと思う。知ることは、力です。


投稿日:2012-10-31